| ID | 1984-02 |
|---|---|
| 展示名 | エジプト人の生活 |
| 種別 | 新着資料展示 |
| 会期 | 1984年11月15日~1985年05月17日 |
| 概要 | アジア・アフリカ・ヨーロッパの交叉する要所に位置している国エジプト。その歴史は宗教的観点からみると、おおきく三段階にわけられる。大河ナイルの岸部に繁栄した多神教的古代文明、アレキサンドリアを中心としたキリスト教文化、そして7世紀以降現代にいたるイスラームの時代である。 壮大なピラミッド群を築いた神なる王たち、悲劇の女王クレオパトラ、十字軍を打ち破った英雄サラディン、そしてアラブ・ナショナリズムの指導者ナセル。長大なエジプト史におけるこれらいくつかのエピソードは日本でもよく知られている。 しかし、それに比して今日のエジプトの姿およびそこに生きる民衆の生活の実態は、これまで日本ではそれほど知られていなかった。1000万人を越えるといわれる大都市カイロに住むさまざまな階層の人々、そして農村で黙々と土地を耕す農民たち、彼らはどのような文化をもち、どのような社会の中で暮らしているのだろうか。これら現代エジプト人の生活の一端を紹介するため、今回の新着資料コーナーでは、最近エジプトで収集した家具、日用品、衣服、宗教関係用具などを展示する。 |
| 備考 | 第12回新着資料展示 |